餃子

冷凍食品全体でもダメージがありそうだなあ。
農家が使ったものが残留してサンプルチェックで検出されましたとかいうニュースはよくあるけど、加工された食品で、ごく一部のロット、しかも人間が食べて明らかに薬品味がするくらい高濃度ってのは気になるな。これって製造側の人間が食材管理に使っちゃったか、あるいは業務妨害の線か…

  • 2種類の冷凍餃子、2地域で被害、パッケージ破損もない。日本の流通・消費者サイドでの混入は考えにくい。
    • 少なくとも1つのパッケージには針で開けたような小さい穴があった。ただしそこから高濃度の薬物をパッケージ内の食品全体に入れられるのかどうかは疑問。
  • 共通点は、2商品とも加工から包装までを行った中国の食品会社、製造日2007年10月1日と20日

なんせ原料に残留農薬があったくらいじゃ、ここまでひどい症状は出ないから。去年7月ごろネズミ大量発生とかあったし、食材倉庫の人が強力な薬を使っちゃったのかなあ。
追加。

  • 当初の発表は、千葉で12/28と01/22に発生した件と、兵庫で01/05に発生した件。
  • 昨年11月から、全国19都道府県で計65人が、同じ冷凍餃子で食中毒を起こしていた。
  • 昨年12月に異臭がするという届出があった。

これは日本側にも連絡体制に問題があるってことだよなあ。
さらに追加。

  • 製造日のひとつ10月1日は国慶節。日本でいう建国記念日にあたる国の重要な休日。1週間くらい工場を止める会社もある。本当にこの日に製造して製造日を印字したのか?
  • 仮に国慶節には製造を行っていて、その前後に長期休暇を取るような会社では、食品維持のため殺虫剤を撒くようなことはしないか?

追記 2008-02-02

10人以外のケースで薬物の検出がない。
どうも、ラインはもちろん食材管理でも使った形跡がないみたい。そりゃあ普通は殺虫剤なんか使わんよなあ(ラインを長時間止めるような事態が発生していなければ…だけど)。
そうなると、会社のイメージダウンを狙った意図的な混入の可能性が高くなってきた。労働争議絡みなのかなあ。
でも会社の説明によれば、製造してすぐ段ボールに詰められるような工場のライン…実行可能な人間は少数。即行で怪しまれるような状況なのだが…

追記 2008-02-03

去年12月28日に回収された商品6袋からメタミドホス。ただし、3つの事件と違って袋の外側に付着。これだと薬品混入が袋詰め後 and 箱詰め前というかなり短い時間になるけど…
業務妨害以外に可能性として残っているのは、薫蒸剤をいつもと違うものを仕入れて使ってしまったとか、その薫蒸剤のメーカが成分を「安くて強力そうな奴」に勝手に切り替えちゃったとか、その程度しか思いつかないなあ…

追記 2008-02-06

別の有機リン系農薬、しかも去年6月製造の商品で。
いくら工場を公開しても本当にそこで作っていた or 同じ状況で作業できたことの証明にはならないわけで。日本のバケツウランの件もあるわけで。製造作業していないんだから、取材時間を制限する意味ないと思うけど。

追記 2008-02-09

穴のない袋内から薬物検出。
2007.06.03…星期天、2007.10.01…国慶節、2007.10.20…星期六。
ということで、以下は、現時点での私の勝手な妄想。
a. これらの日は休みじゃなかった。作業者に作業を命令。でも品質管理者や監督者は悠々と休み。頭に来た作業者が、チェックがないことに乗じて薬物を持ち込んで食品に混入。複数の作業者がいたものの、きついノルマが課せられていた or 作業効率のため他人の作業に気を取られないよう命令されていた or 作業者の大半が監督者に恨みを持っていた、などの理由により、混入している人を止められる状況ではなかった。
b. これらの日は休みだった。警備する人はおらず、工場に恨みを持つ関係者が暗証番号で簡単に侵入できる状況。監視する人が誰もいない状況で堂々と、包装前で放置された or その場で製造した食品に薬物を散布してパッケージを作成。倉庫にある正常な商品に紛れ込ませておいた。