新年射会

午前は演武と礼射、新年の引き始めは

○×

とりあえず一矢は取れた。これで幸先いいと思ったのが大間違い。午後の余興でひどい目にあうことになろうとは‥‥

普段は霞的〔かすみまと〕という、木の枠に白地に黒い円を書いた紙を張った的を使うわけですが、新年の引き始めは縁起物の的を使います。

  • 板的‥‥いたまと、1辺10cmくらいの木板でできた菱形の的、五徳(仁・義・礼・知・信)のうち1文字が書いてある
  • 扇的‥‥おうぎまと、本物の扇ではなく弓道の的専用、「壽」と書いてある、完全に広げるのではなく3つ分か5つ分しか広げない
  • 金的‥‥きんてき/きんまと、金紙を張った的、何も書いてない、直径は10cmあるかないか

ちなみに、これらの的に中てると「その的」がもらえます。いや、もらったところで、扇はあまり実用的な作りじゃないし、板的・金的に至っては飾って自慢する以外まったく使い道ありませんけど。

さて、一射目から激しく弦で左腕強打。ああ審査のときの恐怖が再び‥‥

全員一矢ずつなので、40人くらいいてもすぐ自分の番が回ってきてしまう。また左腕に弦があたるわ、矢が上にすっとんでしまうわ。

幕当て病勃発。ちなみに幕にあてたら、幕をもらえ‥‥るわけありません。いやもう、そんな冗談言ってられない。痛い。痛すぎます。左腕に弦を当てること4回。もう血まみれになってます (;_;)

とうとう板(的が置いている家屋を越えてしまうのを防止する射場から5mくらいで高いところにある板)にまで当ててしまう。刺さらないようにするためか、ものすごく固い材質でできている板なんですけど、これでもジュラルミン矢は折れないのか。でもわずかに曲がって公式の場では使えんものに。あーあ。

ようやく終わりました。

いやもう散々。グロいなんてレベルじゃねーぞ。青あざ、血まみれ。なんか家庭内暴力でも受けてるのかとか勘違いされそうだ。しかしまあ、腕の内側なので、よく考えれば暴力による傷ではないと分かるでしょうけど。

薬局によってアロエ入りの軟膏を購入。実家にて治療。

さて、明日から通常どおりの弓練習なんですが、どうしたもんだか‥‥